東日本大震災、熊本地震や北海道胆振地震などの大きな災害になると、母乳が止まってしまうというニュースを目にしたことがある。
2018年の北海道胆振地震で大きな衝撃と長期間の停電によるストレスを受けたが、幸い妻は母乳が止まることは無かった。
しかし、後々はなしを聞くと妻の友人の中には母乳が減った、出にくくなった。という人がいた。
「地震(震災)で母乳が出なくなる」これは現実的に起こることであり、完全母乳で育てている人には大問題です。
地震はいつ起きるか?
それは誰もわからないし、いまこの記事を書いている最中に起きてもなんら不思議はないのです。
震災で母乳が減る、出ない原因
1.震災による衝撃、恐怖心による影響
地震など震災による生命の危機に対しての、精神的なストレスが、母乳の出方に影響し最悪母乳が止まってしまうということがあります。
2.断水、水分備蓄不足の影響
災害で「水」のライフラインが止まってしまい、飲水量が減ることで母乳の出方が変わってしまいます。
政府からも最低でも3日~7日間の食料、水分の備蓄が必要だと言われていて、赤ちゃんや小さいお子さん、高齢者の家族がいるかたは、家族の安全、健康を守るためにもぜひ備蓄が必要です。
そして、断水になって困るのは「トイレ」です。トイレが流せなくなると、積極的に水分を摂取することを控えてしまいます。その結果、水分不足になり母乳に影響します。
簡易トイレの準備も必要になります。
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3.避難所生活のストレス
家とは違い、多くの他人がいる環境です。被災者という同じ状況ではありますが、音、におい、明るさなどなど思っている以上のストレスの中での生活が母乳に影響をあたえます。
完全母乳と震災のリスク
母乳は「栄養、免疫、ぬくもり、コストパフォーマンス」などなど、メリットはとても大きいです。
しかし、震災で母乳が減った、出ない!!となったときに非常に困る危険を秘めています。
それは、「粉ミルクは手に入ったけど、哺乳瓶を吸ってくれない」という事態です。
我が家も、妻の職場復帰の時に母乳からミルクに切り替えたのですが、赤ちゃんが哺乳瓶をなかなか受け入れてくれず、かなり苦労しました。
- 哺乳瓶の乳首への違和感
- ミルクの味
というのが、原因ということですが、急に切り替えるのは本当に難しいです。
今は母乳を冷凍できるパックも売っているので、それに母乳をストックして1日1回は哺乳瓶で飲ませるようにしています。
完全母乳で母乳が止まってしまったら
まずはミルク、哺乳瓶をためすこれしかないとは思いますが。赤ちゃんがそれでもまったくミルクを飲んでくれなければ。
- ストローを試してみる
- 他の親の母乳をもらう「もらい乳」
とう方法があります。
なかなか頼みにくいことかもしれませんが、非常事態です。赤ちゃんを守るためにも必要なことです。
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赤ちゃんがいる家庭の防災備蓄品のオススメ
震災で水、ガス、電気のライフラインが停止すると、粉ミルクを溶かす、哺乳瓶を洗うということが出来なくなります。一時的とはいえ、その影響はかなり大きいですし、赤ちゃんは大人のように「我慢」はできませんし、泣けば泣くほど体力を消耗してしまいます。
なので、ライフライン停止を想定した備えが必要になります。
そして備蓄品は買ってストックだけしておくと、消費期限が過ぎてしまったり、残数が曖昧になったりするので。
備蓄→使用→補充
という「ローリングストック」という考えがあります。
下の商品リンクはあくまでも参考です。
液体ミルク・水
常温でも使える液体ミルクは震災時は確実に役に立ちます。そして、煮沸不要のピュアウォーターも必需品。
使い捨て哺乳瓶
哺乳瓶を洗うための水を節約することができます。熱湯消毒ができない可能性もあります。
使い捨ての清拭タオル・手指消毒
お風呂に入れず、清潔を保てないと抵抗力の弱い赤ちゃんは病気になりやすいです。
避難所など人が密集した場所にいればその危険はより高まります。
赤ちゃんに触れる家族の清潔も保つ必要があります。
防災セットを1つ準備する
防災で必要な物、と考えるとかなり多種多様になってしまいます。
防災セットを1つ準備して、それで不足になるようなものを追加する。
というのがコストパフォーマンス的にもオススメです。
お気に入りのおもちゃ
普段使っているおもちゃは、赤ちゃんの気持ちを安定させるのにとても役立ちます。
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冬の震災に備える準備について
また、ガスボンベの必要数についても調べた記事があるので興味があれば、ぜひ見て見てください。
まとめ
完全母乳の赤ちゃんのいる家庭の防災は備蓄品の準備だけで無く、哺乳瓶を試しておくなど普段からの準備がより大切になってきます。
何事もない日常が一番ですが、何事もないなんてこともない。
それを痛感する今日この頃です。
最後までよんでいただいてありがとうございました。
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